アメリカでも話題になったフランス人拉致問題-訪米報告(1)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.05.12)
家族会、救う会、拉致議連からなる訪米団が、4月末から5月はじめに掛けてワ
シントンを訪れた。
国会日程上、拉致議連からの参加は厳しい状況だったが、最終的に松原仁議員
(議連事務局長代理)が5月1日午前(現地時間)駆けつけてくれ、また、別の経
済ミッションでワシントンを訪れた中川昭一議員(議連会長代行)も、帰国後の
対応等を協議する場を訪米団との間で二度設けるとともに、大使館の担当者に適
宜指示を出してくれた。
まず人権問題をめぐる動きややりとりについて報告する。
■アメリカでも話題になったフランス人拉致問題-訪米報告(1)
◇北朝鮮自由週間
今回の訪米は、日程的には、ワシントンで「北朝鮮自由連合」(スザンヌ・ショ
ルティ代表)が主催する北朝鮮自由週間(North Korea Freedom Week 4月26日~
5月3日)に合わせたものである。
在米あるいは韓国から訪れた脱北者代表、アメリカの人権活動家、有志議員や
そのスタッフらとともに、議事堂前集会(4月29日)、脱北者を囲む昼食会(於、
下院議員会館。5月2日)などに参加した。
議事堂前集会には、エド・ロイス下院議員(クリストファー・ヒル国務次官補
を常に最も厳しく追及する議員の一人)が顔を見せ、椅子もない野外の集まりな
がら、長時間、熱心に関係者と話を交わしていた。
5月1日午前11時からは、上院議員会館前で、サム・ブラウンバック上院議員を
中心に6人の議員が、脱北者代表らとともに、難民強制送還を続ける中国政府を
厳しく批判する会見を行った。
実はこの日、朝8時半からブラウンバック議員と面談した際、会見に同席しな
いかと勧められたのだが、たまたま同時刻にジョン・ボルトン前国連大使との面
会予定が入っており適わなかった。
ブラウンバック議員が残念そうな顔を見せたので、やはりこうした場合機動的
に対処できるよう、家族会から二名の参加を得ておくべきだったかと感じた(今
回は増元事務局長一人)。なお、ブラウンバック議員は、上記会見に、かなり以
前に渡したブルーリボンバッジを着けて臨んでくれた。
ワシントンに着いた4月28日午後には、「北朝鮮自由連合」役員らとともに、
議会図書館ホールで、脱北者の悲劇を描いた韓国映画『クロッシング(境界越え)』
(6月公開予定)の試写を見た。個人的には、ラストが哀しすぎるようにも思う
が、北と中国当局の非道がうまく描かれた実に印象的な映画である。多くの人に
見てもらいたい。
関係者から、ぜひ日本でも上映を実現したいので、助言願いたいとの話もあっ
た。
できるだけ多くの議員事務所を手分けして訪れ、踏み込んだ協力を求めるとい
うことが、「北朝鮮自由週間」を通じてのアクション・プログラムとして設定さ
れていた。
われわれ訪米団による有力議員のオフィス訪問は、その一端という意味もあった。
◇アメリカでも話題になったフランス人拉致問題
イリアナ・ロスレーティネン下院議員(外交委員会・共和党筆頭理事)の事務
所を訪れた際、同議員の政策スタッフ(正式には、下院外交委員会の上級スタッ
フ)デニス・ハルピン氏から、仏紙『フィガロ』がフランス人拉致疑惑を大きく
報じた旨を紹介した韓国紙『朝鮮日報』(英語版)の記事を示された。議会内外
の関係者に広く手渡しているという。
五輪聖火リレー、転じて中国政府の人権弾圧にスポットライトを当てる機会と
するに当たってはフランスの果たした役割が大きかった(従って、中国国内でフ
ランス系スーパーが攻撃対象となった)。
ハルピン氏も、われわれ同様、北朝鮮による拉致を糾弾する声がフランスで盛
り上がれば大きな力になるとの認識を持っており、来たるサミットの場で、福田
・サルコジ連名の厳しい共同声明くらい出すのかと聞かれた。日本政府の具体的
動きは知らないが、当然そうあるべきだろうと答えた。日本政府は、機を逸する
ことなく、フランス政府・世論への働きかけを強めねばならない。
◇民主党関係者たち
米民主党の大統領予備選で優位に立つバラク・オバマ候補のアジア政策ブレー
ンといわれるジェフ・ベイダー氏(ブルッキングス研究所上級研究員)と面談す
る機会があった。
同氏は、六者協議との関係で、拉致問題をめぐる動きに注目している、最新状
況を教えてほしいとのことで、もっぱら聞き役に回り、熱心にメモを取っていた。
代表団からは、状況説明とともに、参考のため、「北に拉致されたキム・ドンシ
ク牧師の現状が明らかにされない限り、テロ支援国指定の解除に賛成しない」と
したイリノイ州議員団の北朝鮮国連大使宛て書簡(2005.1.28付。同州選出上院
議員であるオバマ氏も署名)をベイダー氏に手渡した。
同書簡については、救う会全国協議会ニュース (2007.04.18)参照。
http://www.sukuukai.jp/mailnews.php?itemid=1225&catid=43
民主党関係では、ジョー・バイデン上院外交委員長のアジア政策スタッフ、フ
ランク・ジャヌージ氏にも会った。彼とは、過去にも、何度か面談している。
上院におけるヒル国務次官補の最大の庇護者ジョー・バイデン議員のスタッフ
らしく、国交を正常化し、関係全般を改善していく中で、拉致を含む人権問題の
解決を図るというやり方もあるのではないかなどと語っていた。
松原議員、増元氏が事実を上げつつ大いに反論したが、クリストファー・ヒル
氏との面談時間が迫ってきたので、適当に切り上げた。
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